PSCマークとは?PSEとの違いと対象品目を解説| 子供用製品も対象になった最新情報まとめ

PSE入門

製品に付けるべき安全マークとして「PSE」はよく知られていますが、「PSC」マークについては知らない方が多いのが実情です。

PSCマークはPSEマークとは別の法律に基づくマークであり、対象製品を輸入・販売する場合はPSEとは別にPSCへの対応が必要になります。

今回は、PSCマークの概要・PSEとの違い・対象品目・2025年の改正内容まで解説します。

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1. PSCマークとは

PSCマークは、消費生活用製品安全法(PSC法)に基づく安全マークです。

PSCは「Product Safety of Consumer Products(消費生活用製品の安全)」の略で、一般消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多いと認められる製品を「特定製品」として指定し、PSCマークの表示を義務付けています。

PSCマークがない特定製品は販売できません。これはPSEマークと同様に、法律上の義務です。

2. PSEマークとPSCマークの違い

項目 PSEマーク PSCマーク
根拠法 電気用品安全法 消費生活用製品安全法
対象 電気用品(457品目) 特定製品(14品目)
マークの種類 ◈PSE(特定)/○PSE(非特定) ○PSC(特定)/◈PSC(特別特定)
検査方法 自主検査または第三者機関 自主検査または第三者機関
所管 経済産業省 経済産業省・消費者庁

重要なのは、同じ製品がPSEとPSCの両方の対象になることがある点です。例えば電気圧力なべは、PSE(電気用品安全法)とPSC(消費生活用製品安全法)の両方に対応が必要です。

3. PSCマークの対象品目

PSCマークの対象品目は特定製品特別特定製品に分かれます。

特定製品(○PSCマーク・自主検査)

事業者が自主検査で技術基準への適合を確認し、○PSCマークを表示します。

  1. 家庭用の圧力なべ及び圧力がま(電気圧力鍋・ガス圧力鍋など)
  2. 乗車用ヘルメット(バイク・自転車用ヘルメット)
  3. 登山用ロープ
  4. 石油給湯器
  5. 石油ふろがま
  6. 石油ストーブ
  7. 乳幼児用玩具(3歳未満向け玩具)※2025年12月25日より追加
  8. 乳幼児用ベッドガード※2026年7月より適用
  9. ベビーカー※2026年7月より適用

特別特定製品(◈PSCマーク・第三者機関検査が必要)

登録検査機関による第三者検査が義務付けられており、◈PSCマークを表示します。

  1. 乳幼児用ベッド
  2. 携帯用レーザー応用装置(レーザーポインターなど)
  3. 浴槽用温水循環器
  4. ライター
  5. 磁石製娯楽用品(マグネットセット)
  6. 吸水性合成樹脂製玩具(水で膨らむボール)

4. 特定製品と特別特定製品の違い

項目 特定製品 特別特定製品
マーク ○PSC ◈PSC
検査方法 自主検査でOK 第三者機関の検査が必須
規制の厳しさ 標準 より厳格
費用・手間 比較的少ない 試験機関への依頼が必要

5. 2025年〜2026年の改正:子供用製品が新たに対象に

消費生活用製品安全法の改正により、子供用製品の規制が強化されています。

🚨 新たに追加された対象品目

  • 乳幼児用玩具(3歳未満向け):2025年12月25日より特定製品として追加
  • 乳幼児用ベッドガード:2026年7月より特定製品として追加
  • ベビーカー:2026年7月より特定製品として追加

乳幼児向け製品を輸入・販売している事業者は、PSCマーク対応が新たに必要になっています。対象製品を取り扱っている場合は早急に確認してください。

6. PSCマーク取得の流れ(特定製品の場合)

特定製品(○PSCマーク)の場合、以下の流れで対応します。

  1. 製品が特定製品に該当するか確認する
  2. 技術基準への適合性を自主検査で確認する
  3. 自主検査記録を作成・保存する
  4. 製品に○PSCマークを表示する
  5. 製造・輸入の事業届出を経済産業局に提出する

特別特定製品(◈PSCマーク)の場合は、登録検査機関による第三者検査が必要です。PSEの特定電気用品(◈PSE)と同様の手続きになります。

7. よくある質問

PSCマークの対象かどうかわからない場合は?
→ 管轄の経済産業局に問い合わせるか、試験機関に相談してください。最終的な判断はMETI(経済産業省)が行います。

PSEとPSCを同時に対応できる?
→ はい。UL・JQA・JETなどの主要試験機関はPSEとPSCの両方に対応しています。同時に進めると時間・費用を節約できます。

PSCマークがない製品を販売するとどうなる?
→ 販売禁止・回収命令・罰則の対象になります。PSEと同様に厳格な規制があります。

個人輸入した製品にもPSCマークが必要?
→ 事業として販売する場合はPSCマークが必要です。個人使用目的の輸入は対象外ですが、販売目的の場合は規制対象になります。

まとめ

  • PSCマークは消費生活用製品安全法に基づく安全マーク
  • PSEマークとは別の法律・別の対応が必要
  • 特定製品(○PSC):自主検査でOK
  • 特別特定製品(◈PSC):第三者機関の検査が必須
  • 電気圧力なべなど一部製品はPSEとPSCの両方が必要
  • 2025年12月25日から乳幼児用玩具が特定製品に追加
  • 2026年7月から乳幼児用ベッドガード・ベビーカーが追加
  • 対象品目の追加が続いているため定期的に最新情報を確認する

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