フードミキサーやフードプロセッサーのPSE対応について調べると、「ミキサーはPSE対象」という説明をよく見かけます。
しかし実際には、
ジューサー、ジュースミキサー及びフッドミキサーは「500W以下の電動機を使用するものに限る」
という条件があります。
この条件は意外と知られておらず、500W超の製品を輸入する際に戸惑う事業者も少なくありません。
今回は、500Wルールと、私自身が500W超製品を扱った際の実務対応について解説します。
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1. 電気用品名を確認してみる
ジューサー・ジュースミキサー・フッドミキサーの定義
電気用品名
ジューサー、ジュースミキサー及びフッドミキサー(定格消費電力が500W以下の電動機を使用するものに限る。)
ここで重要なのは、
「ミキサーであること」ではなく「500W以下であること」
です。
2. 500W以下はPSE対象
代表例
- 家庭用ミキサー
- ジューサー
- フードプロセッサー
- ハンドブレンダー
- 小型フードチョッパー
など、定格消費電力500W以下であれば、PSE対象となる可能性があります。
3. 500W超はPSE対象外
よくある勘違い
「ミキサーだからPSE」ではありません。
例えば、
- 600Wフードプロセッサー
- 800Wブレンダー
- 1200W業務用ミキサー
は、電気用品名の定義から外れます。
そのため、PSEマークを表示することはできません。
4. PSE対象外になったら何もしなくてよいのか?
ここが実務上よく悩むポイントです。
PSE対象外になったとしても、
- 感電
- 発熱
- 発火
- 機械的危険
といったリスクがなくなるわけではありません。
そのため、安全性確認をどう行うか検討することになります。
5. 私が実際に行った2つの対応方法
方法① 安全試験のみ実施する
試験機関へ相談し、500W以下のPSE対象製品と同等レベルの試験を実施する方法です。
メリット
- 安全性を確認できる
- 試験レポートを保有できる
- Sマーク取得より費用を抑えられる
デメリット
- 表示できる認証マークはない
直近の案件
私が最近取り扱った案件ではこの方法を採用しました。BtoB向け出荷がなく、認証要求もなかったためです。
方法② Sマークを取得する
もう一つの方法がSマークです。PSE制度とは別の第三者認証制度であり、PSE対象外製品でも取得可能です。
特徴
- PSEマークは表示できない
- Sマークのみ表示される
- 第三者認証として利用できる
6. 私がSマークを取得した理由
過去の案件では、BtoB向け出荷があり、
- 安全性の客観的証明
- 取引先への説明
- 品質保証対応
が求められました。そのためSマークを取得しました。
7. 実際にはSマークが必要なケースは多くない
私の経験では、500W超のフードミキサーについてSマーク取得を求められるケースは多くありません。
そのため、
- 販売先の要求
- 販売チャネル
- 想定リスク
を考慮して判断することになります。
8. よくある質問
500Wちょうどは対象?
→ 「500W以下」のため対象
501Wは対象?
→ 対象外
PSE対象外ならPSEマークを付けてもよい?
→ 不可
SマークとPSEマークを両方付けられる?
→ 製品によるが、500W超製品ではPSE対象外のためSマークのみ
まとめ
- ジューサー、ジュースミキサー、フッドミキサーは500W以下のみPSE対象
- 意外とこの条件は見落とされやすい
- 500W超は電気用品安全法の対象外
- ただし安全性確認は別途検討した方がよい
- 私は過去にSマーク取得を実施
- 直近案件では試験のみ実施
- 実務上は販売先の要求に応じて対応を決めることが多い


